2016/05/28

梅干研究家としての悩み

梅干しの手作りを楽しみ、

梅干しの魅力、梅干し作りの楽しさをお伝えするべく、

梅干研究所は活動しております。

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6月は梅の収穫、仕込みのシーズンで、

まさに本番!!超テンション上がるぜ!という感じであります。

来週は収穫だし、ツナギ用意して、収穫用の靴を用意して、とソワソワしております。

なんせ梅のシーズンは1年に1回の短い期間。

自然の産物は待ったなし、一気に仕込む時期なのです。

 

梅の実の流通時期って、全国各地から入荷できるスーパーなどのお店だとしても、

ひと月あるかないかくらい、

梅干しに適した梅の時期となると、さらに短いのです。

 

でも、ここで仕込めば梅干しができあがるまで楽しめて、おいしい梅干しも楽しめる♪♪

だからこそ、ぜひ梅干し作りを試してほしいなあと思うのであります。

 

さてさて、

ここで悩ましいのが、

梅干し作りの講座のことです。

たくさんの人に梅干し作りの楽しさを知ってもらいたい!という気持ちは山盛りにあって、

また今年もあちこちで梅干し作りの講座のお話をいただいたのですが、

人数分以上の梅をベストな状態でその日に用意するというのが、実はかなり難しくって…

泣く泣くお断りしてしまったという状況だったのでした。

 

作るからにはおいしくでき上がってほしい、おいしいものを味わってほしいと思ってしまうので、

(だって熟し加減で仕上がりが全然違うから!)

講座の日にいい状態の熟し加減になるように、と考えると、

少し前に収穫したものを、

様子を見ながら何日か追熟(収穫後に熟させることね)させる必要があって…

 

とは言っても収穫自体も梅や天候の状況に左右される部分もあり…

産地から講座の場所まで運ぶ期間もあるし(東京だとさらに時間も必要で)、

多めに用意して、なんてやっていると

毎年、講座を迎えるのが、実はかなり綱渡りの状態だったのです。

 

自分で作る分には、作業日程の調整も可能なのですが、

講座となると、日にち変更という訳にもいかないし、

場所によっては講座に適した曜日や時間などというものもあり…

 

もちろん梅干研究所の大量の梅干しの仕込みもあるし…。

 

時間的にもどうしていいかわからない!みたいな状況だったのでした。

 

昨年は

梅干し作り講座の回数はかなり開催していたのですが

(おもに副所長たかこが。私は東京で1回ほど…汗)

悩んだあげく、今年は北九州にて、

講座として行うのは、

副所長のたかこが1回開催するのみでやってみようかと考えています。

 

そうはいっても、色々考えちゃう。笑

 

梅干しを手作りする楽しさがもっと広がるといいなと思っているから。

 

梅干し作りの講座って梅干し作りのすごくいいきっかけになると思っています。

 

作るのが簡単とは言っても、

初めての方はやっぱり準備も手間に感じるだろうし、

なんとなく様子がわからないから不安も出てくるだろうし、

講座で初めての梅干し作りを体験することで、

思ったより簡単にできたから、

来年は自分でやってみようって思ってくださる方が多いのです。

(翌年からご友人同士で作ってみたり、量も増やして色々作られる方もたくさんいらっしゃいます)

 

実際に熟した梅の素晴らしい香りでうっとりしたり、

みんなで作業する楽しさもあるし、

(どこでやっても、縁側でのんびり作業してる気分になるよ〜)

その場で何でも質問できるしね。

 

たくさん良さがあると思っているからこそ、できないのも悩ましい。

できなくても、梅干し作りを広げていく方法はないかなーとずーっと模索中。

何より梅干研究所の面々が楽しく作り続けていくこと、作り続けていけることも大事だし。

一度作った方がどんどん周囲に伝えてもらうのがいいのかなと思ったりもする。

 

それでも、

考えていても、考えていなくても、

あっという間に梅の季節はやって来る。

 

日々を大切にしながら、今年も梅の知恵を感じていきたいと思います。

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