2020/07/14

塩分濃度はどうする?

梅干しを手作りする時に、悩むことのひとつに塩分濃度があります。

どのくらいのしょっぱさで作るのか、ということです。

 

昔ながらのしっかりしょっぱい梅干しであれば18%あたり、

しょっぱ過ぎるよりは、ちょっとマイルドがいいなら15%くらい、

塩気は控えつつ、でも梅干しのおいしさも楽しみたいなら12〜13%あたりかな。

 

塩分濃度を低くすると、確かにカビのリスクは高まるのだけれど、

その分、焼酎などを少々加えることで、カビのリスクはかなり回避できるよ。

 

減塩にしたいなら、3%くらいから作ることができます。

10%以下など、特に塩分濃度が低いものは、冷蔵庫も活用しつつ、

塩と梅、焼酎、シソの材料だけで好みの塩分濃度ができちゃうよ。

 

しょっぱい梅干しだと、

1年、2年、3年と時を重ねるごとに味が熟成していく楽しみがあるし、

しょっぱさ控えめだと、フレッシュなおいしさが味わえるし、

どちらも魅力的。

 

保存食、防災食という面で考えると、常温で何年も保存できる(しかもおいしくなる!)のは、

しょっぱい梅干しだけれど、

仕込んで半年くらいから、おいしく食べられるのは塩分やや控えめタイプかな〜。

 

私はしょっぱい梅干しは大好きだけれど、

塩分控えめで作ったものもいいよね。

 

梅干研究家トキコの作る3%の梅干しはね、しょっぱさはあまりないんだけれども、

梅のフレッシュな香りが残っていて、

そのまま食べてもいいし、

素麺などを食べる時に、めんつゆに入れると、梅の香りと酸味が加わって、本当に素敵な味わい!

あんまり梅干しっぽくないから、梅干しが苦手な方にもいいかも。

梅干しは食べたいけれど、いろんな理由で塩分は控えたい方にもいいかも。

 

自分好みの塩分濃度で自分好みの梅干しが作れちゃう、

そこが手作りの素敵なところだと思ってます。

他にも素敵なところはいっぱいありすぎるんだけれど!