近所の梅の木に実がなっているのを見かけたり、スーパーに梅が並んでいるのを見かけたりしておりまして、
そう!梅の季節ですね。
初めてお会いする方に梅干しを作っているという話をすると、
かなりの確率で「それはすごくお料理上手なんですね」「すごくマメなんですね」などと言われてしまうこともありまして、その度に違うんですーーー!と全力で否定しております。笑
まあ別に私が料理上手と思われるかどうかはどっちでもいい話なんですが、
そして、梅干し作りをしていると言われても反応にも困るでしょうし、
定番の返しなのかもしれないのですが、
そうは言っても、
「梅干し作りは料理上手な人にしかできない」と世間的に思われている、というか世間的にそういうことにされているということがやはり納得がいかないのです。笑
(実際には、私は料理はするけど別に得意でもなんでもない、むしろかなりレベル低め…料理の上手さと梅干し作りは全く関係がない、ということは力説しておきたい)
確かにかつての日本(昭和初期とかもっと前とか)では梅干し作りというのは、すごく大変な作業だったと思います。梅干しは買うものではなくて、自宅で消費する分を全部作っていたのだろうから。
日々の家事だって、それはそれは大変だっただろうに、さらに梅干しまで。そりゃ大変よね。
しかし、今、我々がやっているのは趣味の梅干しです。
どこにでも売っているけれど、あえて作る。
ほんのちょっと、自分や家族が食べる分だけ気楽に作る。
好みに合わせたものも作ってみる。
そんな感覚で試してみるのはどうかなあ。
梅って大体1キロ単位で販売されているのね。
梅1キロって、すごい量だと感じるかもしれないけれど、梅干しにしたら大した量じゃなくて、
これくらいの量で売ってる梅干しもあるよね、程度。
ちょこちょこ食べていたら、1人で食べても1年は持たない量です。
1キロでも2キロでもいいんだけど、
ジップロックを使って10分で仕込めるんだよ。火も使わないし、包丁もいらないよ。
買ってきたら2-3日待って熟したら、水で洗って、拭いて、ジップロックに入れて塩を入れ、
ジップロックを閉めたら仕込みはおしまい。
これが基本。
かなり簡単で気楽に試すことができそうな気がしない?
しかも熟した梅って超いい香りで心癒される。あれは幸せになる香りだね、うん。
確かにね、仕込んでから食べるまでに数ヶ月〜半年とかかかってしまうけれど、
それは室内に置いておくだけなので、何にもせず待つだけということ。
重石不要だし、干すのも省略でOK。
これだけで、ちゃんと梅干しになる。
しかもかなり美味しい。
熟した梅の香りがほんのり残った素敵な梅干しになる。
ジップロックじゃなくっても、ガラス瓶などでももちろんいいし、
梅の品種とか干すとか塩にこだわるとか、シソを入れるとか、
より美味しくするオプションは色々あるけれど、
しなくたって十分美味しい。
オプションもやってみたくなったらやってみたらいい。
しょっぱいのがいいとか塩分控えめがいいとか、甘めがいいとか、好みに合わせて作ることも自由自在。基本は同じ。
どうかな。
料理の上手さとは全く関係がない気もしてこない?笑
昔作って失敗してしまったという方ももう一度試してみてほしいなあ。
梅ちゃんが待ってるよ!
うっとりするような素晴らしい梅の香りを楽しみながら、
今年こそぜひ梅しごとを!
梅ちゃんは、
地域によって、その年によって多少差はありますが、
5月中旬頃 小梅
↓
5月下旬頃 梅酒・梅シロップ用の青梅
↓
6月中旬〜下旬 梅干し用
という流れで店頭に並びます。
関東だとわりとこういうスケジュールなんですが、
北方面だと全般的にもう少し遅めのスタートになるし、
南方面だともう少し早めかも。
梅の産地として有名な和歌山産の梅も割とこういう感じのスケジュールで流通している感じだよ。
梅干しの作り方 も少し色々やってみようかなという人へ。疑問がある人も解決できるかも