梅干しを手作りしている人は、梅干しが大好きなんだと思い込んでいたけれど、
必ずしもそうではないようです。
自分ではほとんど食べない、もしくは梅干し苦手で全く食べない、
でも作るのはめちゃめちゃ楽しい、梅がかわいくって!という方に、
取材をする中で何人も出会いました。
梅が梅干しに育っていく過程ってもうワクワクですよ~
爽やかな梅の香りが部屋に満ちていて、それもまたシアワセ。
私も、梅干し作り時期は毎朝起きたらまず梅を見にいって、
様子を見て「お、今日もカワイイね~」って声かけてますもん。
だってカワイイから声をかけずにはいられないの(笑)
そうそう、
自分では食べないけど、作るのが楽しいって訳じゃないけど、
家族が食べるからなんとなく作り続けて早50年っていうおばあちゃんもいました。
よく考えてみれば、
今でこそ、梅干しは簡単に買えるけれど、昔は家で手作りするのが当たり前。
趣味で作る訳じゃなくて、個人の好み以前に「家庭には梅干しあってトーゼンでしょ」
みたいな感覚もあったのだろうなあ。
とりあえず醤油や味噌を買うぐらいの当たり前な感じで。
食品の保存性や殺菌効果とか、体調を整えるとか、薬効に頼る部分も大きかっただろうし。
写真は青森の梅干し。
梅の果肉だけをシソで巻いてあるのです。
キャラメルよりひと回り大きいくらいのサイズに、キレイに巻かれてあります。
シソの香りがすっごく良くってウマーイ!