2016/06/11

アンズやソルダムで梅干し(的なもの)作りレポート!

ワタクシ、

梅以外の果物でも、梅干しのようなものが作れないかなと色々試してみております。

かなりマニアックなレポートでございます。笑

 

注記)

塩分量何%というのは、果実の重さに対してのパーセンテージです。

例えば16%だったら、果実1キロに対して、160g(果実500gだったら、塩80g)です。

 

作り方は、どちらも梅干しと同様。

詳しい作り方はこちら

 

ざっくり説明すると下記のような感じ。

果実を水で洗って、水気を拭き取り、ヘタがある場合は竹串で取り除き、

容器に入れて塩を加えて仕込み終了。

シソを加える場合は、塩が完全に溶けて、しわしわ〜っとした感じになってから。

シソも梅干しの時と同様、洗って、水気をとって、塩もみ2回したものを加えておしまい。

土用干しはお好みでどうぞ。

 

【アンズの場合】

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↑生のアンズ。地域によるけど、日本では6月〜7月くらいかな。 

 

日本国内、大体どこの場所にも梅の木があって、古くから梅干しが作られていますが、

北海道の北のほうなどでは、梅があまり採れなくて、

替わりにアンズで代用していた、と聞いたことがあります。

 

それを聞いて、アンズで作ってみたら、ちゃんと梅干しらしくできあがりました。

作り方は梅で作る場合と全く同じ。簡単なので私は何回か作っています。

シソも入れたら、さらにそれらしく♪

香りも、見た目もかなり梅干しっぽい。

味も酸味こそ少なめだけれど、かなり梅干しの感じ。

果肉の食感も梅干しっぽいので、

言われなかったら、アンズとは気付かず、食べやすい梅干しだなーという感じかも。

 

↓かなり梅干しっぽいでしょ!

 写真 3

塩分量は私は17〜18%で作りましたが、ちょっと塩気が強かったかな。

少し少なめにして、14〜16%くらいのほうがおいしく仕上がるかと思います。

塩が多過ぎると、塩気が勝って、果実の味が負けちゃう感じがするのです。

梅と違って、時間が経つことで味がなじむという部分があまりないので、

もちろん、塩気のカドがとれて、食べやすくはなるけれど、寝かせることで、熟成して味に深みが出るというのがあまりないのように思います。

 

*私は塩分18%で作ったので、常温保存してますが、

塩分少なめで作った場合は冷蔵庫保管のほうがいいかも。

(シソを入れるくらいまでは常温でもOKかと思う)

*ジップ付きの袋でもガラス瓶でもどちらでも大丈夫です♪

 

【ソルダム】

昨年はソルダムで挑戦してみました。

ソルダムって、アンズよりも酸味が強い印象だし、イケるんではないかと思ったのです。

 

スーパーで普通に売っている1パックで、5個入りだったかな。

大した量じゃないし、瓶も小さくていいかなと思ったら、

実がでかくて、なかなか入らずちょっと苦戦…。

瓶は大きめが作りやすいです。^^

ジップ付きの袋のほうが楽チンかも。

 

↓できあがりはこちら。なぜかハート型。

写真 2

酸味が強いとはいえ、梅よりはだいぶまろやかな味なので、

塩も少なめ、12%で作りました。

真夏の超暑い日々だったので、腐るんではなかろうか…と心配で、

塩を加えた後、冷蔵庫へ。

梅の実よりも、酸が少ないから、保存性は劣ると思ったし。

 

冷蔵庫内は、温度が低いので、当然塩もなかなか溶けず、

プリプリしたフルーツっぽいまんまだなー、なかなかしわしわっと梅干しっぽくならないなー

と思っているうちに、 そのままずいぶんと時間がたち………

そういえば!!と思い出したのが、本日でした。笑

 

食べてみたら、酸味は少ないものの、かなり梅干しっぽい味はする。

ただ、梅干しの味を付けた何か、という感じは否めない。

それは食感によるところが大きいかな。

 

果肉の繊維っぽさ、果物っぽさがそのまま残っていて、

そこがあんまり梅干しっぽくないんだと思う。

でも、これはこれでアリかなと思う。酸味のある漬け物というか。

 

シソは入れていないけど、ソルダムって果肉が赤いから、

皮も赤く染まって、色はかなりの梅干し感があります。

 

香りがあんまり梅干しっぽくないのは、熟成が足りないからってのもあるだろうなあ。

 

常温で仕込んでおいたら、

もっと柔らかに梅干しらしくなったんじゃないかと思うけれども、

これは気候によって判断するほうがいいだろうな〜と思います。

(せめて最初の1〜2週間くらいは常温で、その後冷蔵庫に入れるってのもアリかな…

果実の様子次第だろうな)

 

また色々試してご報告いたします!