2021/08/25

アンケートの質問に回答します②〜砂糖について

梅シロップ、梅酒、梅ジャムなどなど、梅仕事でお砂糖を使うものも結構あります。

その梅仕事の中で、どんな砂糖を使ったらいいのかな、というご質問です。

いただいたご質問は梅酒に関するものだったんですが、

どの梅仕事にも関係してくるかな〜と思っております。

 

基本的には好みで選べばよいというのが私の考えなのですが(笑)

それもナンなので、も少し書いてみようかと思います。

 

そうそう、

梅シロップや梅酒に漬けた梅が、

ふっくらしたままだったり、キューっと縮んだ感じになったり、

その時によって違う、ということは結構あると思うんですけれど、

この違いは、砂糖の種類とは必ずしも結びついていないんだよね。

氷砂糖、白砂糖を使うとキューっとした縮んだ感じになることが多い傾向はあるように感じるけれど、ならないこともあってねえ。

縮んだ感じになると、梅のエキスが全部出た気がして不思議な満足感があるし、

ふっくらしたままだと、そのままおやつとしてかじっておいしいので、

どっちもアリなんだけれどね(笑)

 

【白砂糖】【氷砂糖】

すっきりした甘さ。雑味のない甘さ。

梅そのものの味わいを生かすならばコレ。

私個人としては、

青梅のすっきり爽やかな風味は、白砂糖で引き立たせるのがいいなと感じています。

なので、青梅を使ったシロップや梅酒、梅の砂糖煮などなどは白砂糖で作ると、

青梅の魅力が引き出せるかと思います。

 

一般的に、梅酒や梅シロップなどで氷砂糖が推奨されることが多いのは、

大きな塊の砂糖が少しずつ溶けていくことで、梅のエキスも少しずつ抽出されて、おいしく仕上がる、というような解釈が多いのかな、と思います。

ただ、シロップの場合は、

糖分を少なめにして作る場合はゆっくり溶けるかどうかよりも、

好みの砂糖を選ぶほうが失敗が少ないかと思います。早く砂糖が溶けたほうがいいからねえ。

梅酒の場合は失敗というのもほぼないかと思うので、あまり気にしなくていいかな。

 

【きび砂糖】

まろやかで、コクのある甘味のお砂糖です。

色はちょっと茶色い感じ。

完熟梅との相性は抜群です。

青梅と合わせると、青梅のシャキッとした様子がまろやかなになるイメージだな〜。

青梅と組み合わせた場合も好きです。

 

私は、味が好みなので、

ジャムやシロップはきび砂糖で作ることが多いです。

色が茶色っぽいので、ジャムはそれほどじゃないけど、シロップは軽く茶色っぽくなるよ。

 

【てんさい糖】

優しい甘味のお砂糖。

色はわりと白に近いものが多いので、色づきの心配はあまりしなくていいかも。

梅シロップも優しい甘さに仕上がるよ。

副所長たかこはてんさい糖をよく使っているみたい。

 

【黒砂糖】

素朴な風味のお砂糖。黒めの色が特徴よね。

そのままかじってもおいしいよね。

これで作った梅シロップは濃厚なおいしさでかなりハマります。

プルーンとかドライフルーツみたいなイメージの深いコクが出るよ。

 

【はちみつ】【メープルシロップ】

はちみつとかメープルシロップとかって、

シロップ作りの材料にしてもいいんだけれども、なかなかいいお値段になる(笑)

はちみつをブレンドしたはちみつ梅はおいしいし、そこまで大量に使わないから気楽に作れるかな。

普通のしょっぱい梅干しにメープルシロップかけたもの、ジャンクな甘味になって、

なんか楽しい。やってみてね〜。って話がそれてすみません。

 

【和三盆】

梅の砂糖煮に使うと贅沢、上品な仕上がりに!!とびっきりのデザートができあがります。

 

梅仕事におすすめの甘味はこんなあたりかな〜。

砂糖の風味で味わいも変わる、というのが結論です(笑)

 

あとは、

カロリーが、とかミネラルが、とかが選ぶ基準になる場合もあるかな。

いろんな砂糖で作って、自分好みの味を楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

アンケートの質問にお答えします①〜塩について