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ボイル野菜のチーズ風味ソース

野菜をおいしくもりもり食べられます。

イライラする時、口内炎ができやすい時、働き過ぎ、外食の続いた時などにどうぞ。

ボイル野菜のチーズ風味ソース

材料

  • ごぼう(細め)         1本
  • 人参              1本
  • ブロッコリー          1/3個
  • 塩               適量

  [ソース]

  • カボチャの種          1カップ
  • 梅干              大1個
  • 梅酢              適量
  • 水               1/2カップ

 

作り方

 

  1. ソースを作る。かぼちゃの種を軽くフライパンで炒ってから、すり鉢に入れて摺る。種を取った梅干しを入れて、水を少しずつ足しながら、ソース状にする。味を見て、必要があれば梅酢でのばす。すり鉢の替わりにフードプロセッサー等を使用してもOK。

  2. ごぼうは細長く乱切りにする。人参は細めの乱切りにする。ブロッコリーは小房に分ける。

  3. お湯を沸かして塩少々を加え、アクの少ないものから茹でて、ザルにあげる。

  4. お皿に色よく盛り、ソースをかける。

 ★野菜を茹でて、ザルにあげたら、すぐにうちわであおいで、粗熱を取ると、水っぽくならずに色よく仕上がります。

 ★好みの野菜で楽しんでください。

梅干しと大葉の玄米ご飯

暑い季節、さっぱり食べたい時にオススメです

梅干しと大葉の玄米ご飯

材料(2~3人分)

  • 玄米               2合
  • 水               400~430cc
  • 梅干              

    炊飯用 中2/3個(小さめなら1個、大きめなら1/3個)

    混ぜ込み用 中1個+1/3個(小さめなら2個、大きめなら2/3個)

  • 梅酢              大さじ 2/3程度
  • 大葉              4枚程度(千切りにしておく)

 

作り方

 

  1. 玄米は洗って浸水させておく。梅干しを玄米の上に乗せて、普通の玄米と同様に炊く。
  2. 炊き上がったら、梅干しを切り混ぜ、飯台へ移し、熱いうちに梅酢を全体にかけて、刻んだ梅干しを散らし、和える。
  3. ②の粗熱が取れたら、大葉を散らしながら加えて混ぜる。少し大葉を残しておいて、最後に上に散らすとキレイ。

 ★梅干し、梅酢の量は自分の好み、体調で調整する。

 ★冷めても美味しく、梅はご飯を痛みにくくします。

梅干しを漬ける人々~じゃがいも村わいわいクラブの場合~

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福岡県糟屋郡新宮町にある“じゃがいも村”。ここには、あめんぼの泳ぐ田んぼ、馬や鶏が遊ぶ草原、畑が広がっています。築200年の古民もあり、日本の田舎の良さが感じられる場所です。

 

じゃがいも村をフィールドとして、里山を守り、自然を楽しむことを目的に活動しているのが「わいわいクラブ」の面々。じゃがいも村で採れた梅で梅干し作りも行っています。この日はメンバーの4人の女性たちが集まり、お話を聞かせてくださいました。

 

―では早速作り方を教えてください。

 

江川)減塩で梅干しを作っています。塩分は10パーセント。1キロに対して、酢は1合。塩は伯方の塩が多いかな。粗塩ね。もともと梅干しを作ったこともなくて、みんな素人だし。メンバーの高木さんに作り方を教えてもらってやってるの。細かな点は試行錯誤よ。

 

でも結構緊張するわよね。販売するものだから、土用干しは雨に当てないように、とか結構神経使うわよ。量も多いしね。4人で18キロくらい漬けているけど、イベントで販売したり、古賀インター近くのコスモス広場ってお店で販売したりで、すぐなくなっちゃうわね。

 

高木)私は昔から親が作っていたのを見てたけれど、塩加減とかはわからなかったから、本で調べて。最初は塩分18パーセントで作って、15パーセント、10パーセントってどんどん減らしていきました。塩が少ないとカビが生えたりもするから、それを防ぐために梅1キロに酢1合を入れます。前は焼酎も入れていたけど、シソのきれいな色が出なくて、酢が一番いいって聞いてから酢を使っています。シソジュースでも酢を使うときれいな色が出るじゃない?

 

作り方は長年漬けている友達のおばあちゃんに教えてもらってね。80代のね。酢を使うのは、別にこのあたりの文化って訳でなくて、そこのご主人が血圧やら何やらで塩分減らしたという感じよ。酢が呼び水みたいなもので、梅酢も出やすくなるみたい。酢の香りも残らないわよ。

 

真崎)シソも採れたものがあれば入れて、足りなければ地元の農家の人が作っているシソを買ったりもするね。コスモス広場で自然栽培で作っているのをね。

 

江川)もう5年は作ってるかしらね。最初は土用干しをしない梅漬けだったけど、土用干しをちゃんとするようになってから、梅干しって感じの味になったわよね、色もキレイに出るようになったし。自己流だったら干してなかった。

 

梅の作業は手分けしてって感じよね。まあ言いだしっぺが困るよね。言ったらやらなきゃだからね。お鉢が回ってくるから。

 

真崎)こちらは仕事も辞めてサンデー毎日だから、危険危険(笑)

 

作業はみんなで一緒にここ(じゃがいも村)で漬け込みとシソ漬けの作業をして、土用干しはそれぞれ持ち帰って、家でやっているのよ。夜は雨降ったら怖いしねえ。土用干しはひとり1ビンずつ持ち帰るの。

 

干しっぱなしで夜は10時くらいまでかな。人によって、きちんとな人もあいまいな人もいて。でも皆あいまいよね(笑)

大体3日干したら、水分は飛んで、破れないようになるわね。

 

江川)土用干しは、ザルかスダレだね。1日1回くらいひっくり返してるかな。私は大根干すときもすだれよ。雨が降ったら、そのままぐるぐるってして玄関に置いてまた次の日干したりしてね。梅はそういう訳にいかないけど。

 

干す場所はベランダ、庭とか、それぞれの状況で干していますね。干すと甘味が出るよう気がする。全然味が違うね。

 

―梅干しはお料理に使いますか?

 

高木)私は和え物にする感じかな。小松菜とか。

 

真崎)山芋を豚バラで巻くときに梅肉を入れたりする。

 

江川)梅とちりめんじゃこ、とろろでお吸い物。ひとり梅1個で、はい食べなさいって。種食べながら汁飲んでる。私が出かける時はおにぎりと朝のおかずの残りと、お椀にお吸い物用意しといて、夫にお湯入れて飲んでもらう。

 

高木)それは塩分取り過ぎになるじゃない、お父さん?

 

江川)砂糖取り過ぎよりいいじゃない?それに高木さんとこの梅干しはそんな塩分ないじゃない?

 

高木)まあねえ、うちは前は毎日食べよったけど、このごろは忘れとうみたい。

 

江川)ああ、うちも色々忘れるね。結婚生活が長くなるとチグハグになる。粗末じゃなくてね、かみあわない(笑)家でも外でもね。この頃すぐかーっとなるけん。

 

高木)気をつけなあいかんね。

 

―わいわい賑やかにされているようですが、梅干し作りは楽しいですか?

 

真崎)お金のためよ。資金作り(笑)

 

江川)「わいわいクラブ」の資金作りとして始めたことだから、梅干し作りを楽しいとかも考えたことなくて、梅がたくさんなるから作っているんだけれど。

 

地元じゃみんな安く売るから、あんまり高い値段つけられないのよね。ここの梅も無農薬、無化学肥料だけれど、このあたりじゃ珍しくもなんともない。自然に育っている梅があって当たり前で、そういう点での評価は受けないのよね。天神あたりじゃまた違うんだろうけどね。

 

梅干し作りは、うーん、追われてるって感じよね。梅を無駄にしないように漬けるので精一杯よ。私は失敗したらいかんってその思いだけよ。

 

このおいしい梅干しをみんなに提供したいって気持ちで作ったらまた変わってくるかもしれない。パッケージとかも変わるんじゃないと?

 

だけど、みんな一応添加物とかそういうのがないのを作りたいねっていうのはベースにあるからね。

 

青山)それでも楽しいことは楽しいですね。

 

江川)梅もご所望があれば分けるけど、アピールするほどは作ってないものね。そこまではなかなか手が回らないわね。

 

でもね、梅干し作りたいって人が集まるか集めるかして、それが広がっていけばいいなと思うんだけどね。

 

【じゃがいも村「わいわいクラブ」のメンバー】

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60~70代の元気いっぱいの女性たちです。笑い声とおしゃべりは  常に続き、まさに「わいわいクラブ」!この日集まってくださったメンバーは高木静代さん、青山直子さん、真崎財子さん、江川美佐子さん。

 【じゃがいも村「わいわいクラブ」の梅干し】

酢を使った減塩タイプ。すっきりとした酸味とまろやかな果肉の味わいが絶妙。酢の香りは全く気になりません。おいしくて食べ過ぎてしまいそう。

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【じゃがいも村「わいわいクラブ」の梅干しの作り方メモ】

 

分量)

梅1キロ

塩100グラム

酢1合

シソ1束程度

 

作り方)

1)梅を洗う。アク抜きとしてひと晩水に漬ける。

 

2)フキンなどで拭いてヘタを取る。

 

3)梅に塩と酢をまぶす。

 

5)1ヶ月ほど置いてから塩もみしたシソを入れる。塩はシソの重量の8~10パーセント。

 

6)梅雨明けしたら土用干し。

 

*容器は焼酎を使って消毒しておく。

 

じゃがいも村では農村の地域再生を目指し、子供たちのための里山ようちえんや貸農園、イベントなど様々な取り組みを行っています。梅の木のオーナー制度もあり、梅干研究所でもお世話になっています。粒も大きく、エネルギーあふれる梅がたくさん採れるのです。そして梅の収穫はとっても楽しい!

 

【2013年5月取材】

 

梅干しを漬ける人々 その6 ~くみさんの場合

 

福岡市南区の住宅街にお住まいのくみさん。お仕事をしながらも時には料理の先生となり、3人の男の子を育てるお母さんでもあります。庭にはトマトやナス、キュウリなど季節の野菜が実る家庭菜園、ご主人が自作したという石釜もあります。石釜ではピザを焼いたりもするのだそうです。

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―梅はどんな感じで作ってるんですか?

 

以前は大量に漬けていたこともあるんですが、今は平日働いてるし、家で食べる分しか作らないので、無理のない範囲で1キロずつ、2キロずつをチョコチョコ作っています。できそうだな、と思う時にパッと買いに行く。いっぺんに何十キロっていうとイヤになっちゃったりするので、シーズン中は毎週末に買いに行って、その時の気分で今日は3キロいけるかなというときは3キロ買うし、今日は1キロだなって時は1キロで。

 

梅がちょっと青かったら、水に漬けてますね。半日くらい漬けて、ザルに揚げて、自然に水が切れるようにして。しばらく置いて、それから漬け始めるんです。15パーセントの減塩なので、塩だけだとカビが生える時もあるので、焼酎を1キロにつき50ccくらい入れてますかね。焼酎をからめてから塩を入れて、重しをして置いてます。重しは普段使わないダンベル(笑)シソは「木の花ガルデン」で買ってくるもみしそを使います。シソの作業は結構大変ですよね。これはうちのおばあちゃんのアイデアなんですけど、大量にある時はシソの葉を摘んでから洗うんです。それから木綿というかガーゼの絞り袋みたいなのを作って、洗濯機の脱水モードにかけるときれいに水が切れるんですよ。

 

だいたいうちは大きなタッパーで漬けてます。玄関のほうに漬けてる状態のがあるんですよ。ほら、この小さな棚の中にあるでしょ。こんな風に自家製の梅干しや味噌が家の中のあちこちに隠れているんです。

 

うちはみんなが食べるんで、はけも早いし、塩が濃いと下の子たちが塩辛いみたいで。だから15パーセントで作っていて、このくらいで作るとちょっとフルーティな感じが残る。冷蔵庫に入れなくても大丈夫みたい。まあうちはそんな長い間保存しないから。前に13パーセントで作った時は冷蔵庫に入れなかったらカビが生えたから、15パーセントがギリギリかも。

 

土用干しはそんなにしっかり干してないんです。3日間干さなくても意外といけるんですよね。丸1日干して翌朝取り込んで、というやり方です。ね、大丈夫でしょう? うちはそんなに大きな梅を使わないし。もっと大きいと難しいかもだけど。

 

梅は七折っていう種類を使っています。普通のよりもちょっと小さくって、大きさ的にお弁当にはこれがいいみたい。歯応えはすごいフワフワになります。七折ってちょっと高いんですよね。この梅だからこういうフワフワになるのかもしれないですけど。お店で見たら、やっぱりこんな感じでしたね。このフワフワ感と皮の薄さ、食感が大事ですね。

 

塩はあんまりこだわってない。何入れたっけ? 産直のお店みたいなところに行って、あったら買うんですけど、これは昨日F-コープに行ったらあったので。自分の中で決めているのは、梅干しには天然の粗塩っていうくくりだけですね。

 

友達が、梅干しには良い塩がいいって聞いて、高いのがいいんだって思い込んでゲランドの塩(注:フランス産の海塩)を使ったら、なんか違っておいしくなかったって(笑)日本の梅にはやっぱり日本の塩がいいんだなってそれを聞いて思った。

 

―梅はどこで手に入れてるんですか?

 

梅は、私はいっつも木の花ガルデン(注:梅の産地として名高い大分県大山町の農産物を販売しているショップ。レストランも併設)で買ってるんです。安いのよね。お店の人は「そんなに農薬はそんなにしてないと思いますよ」とは言ってました。なりっぱなしみたいな感じなんだろうなと。

 

梅の時期は午前中が勝負なんですよ。お店が10時オープンで、日曜は土曜に売れちゃうからあんまり残ってなくて、だから土曜日の朝が勝負。この時期はどんなに忙しくても、天気が悪くても梅作んなきゃって思って。他の人に言うと「やめとき」とか言われるんだけど、この時期しかないし、今作らなかったら1年間ないんですよ。豆と栗と梅は時期を逃したくないんですよ。だから、この時期は狂ったように梅を作っていて、それが終わると今度は栗なんですけどね。渋皮煮にして、冷凍しといて、お正月の時期になったら、きんとんの上に乗っけてるんです。

 

梅のちょっと前の時期は豆なんですよ。エンドウとかモロッコインゲンとか。豆も結構足が速いじゃないですか。豆の時期になったら、豆ばっかり買いに行って。豆が終わったら梅を買いに行って。栗が終わったら、渋柿買って干し柿作って、次は大根買いにいって大根干して。「あんた忙しいんだからやめりーよ」って言われるんですけど、やめられない。その時期だけだから。四季のある国の人に生まれたからですね、やっぱり四季はありがたいですね。雷雨の中でも行きますよね。車を運転してて前が見えなくても、やっぱりそんな日でもいるんですよ。もう腰が曲がったおばあちゃんが開店前に待ってるんですよ。で、オープンと同時にワーッと梅のところに行って買ってるの。この時期の木の花ガルデンやぶどう畑は面白いですよ。ぶどう畑というのは、このあたりの自然派の奥さん方がよく行くお店ですね。普段見ないような面白いお野菜が売ってるんですよ。それで「これどうやって使うのかしら」なんてつぶやいたら、四方八方からおばちゃんたちが「それはね、こうして食べるといいとよ」、「ウチはこうやってる」って。もちろん全然知らないお客さんたちですけど(笑)

 

―みんなアツいですね(笑)

ところで梅や梅酢も使いますか?

 

白梅酢(シソを入れる前の透明な梅酢)は効くんですよ。赤よりも効きますね。夏とか子供がおなか痛いみたいなときにおちょこ一杯くらい飲ませるとよく効きますね。それで白梅酢は常備しています。

 

赤梅酢はスプレーボトルに入れて、出来上がったお弁当に高いところからシュッシュとします。ポイントは高いところからすることですね。近くからすると全部梅酢の味になっちゃうので。

 

ゆかりも作ってます。シソは夏の暑いときにバリっとなるまで乾かして、フードプロセッサーにかけて、白ごまを混ぜて置いてます。ご飯にかけたり、きゅうりとかにはそのままふりかけるとおいしいですよ。大根に入れて浅漬け風にしたりとか。

 

あとは梅干しを野菜に和えたりしてちょこちょこ使いますね。果肉を使って余った梅の種はとっておいて、梅ひじき煮に使ったりしています。私、幼稚園などで食育の講演会をすることもあるんですけれど、そんな時にこのお話をしたら、自家製の練り梅を作ってらっしゃる方が「今まで種は捨ててました、次からやってみます」って言ってくださって。

 

―カリカリ梅も作っているんですよね?

 

カリカリはね、余った梅酢に漬けてるだけなんですよ。時間がたつとあんまりカリカリじゃなくなるんですけど。青い小梅を買ってきて、前の年の梅酢に漬けてるだけ。一番簡単で子供も一番好きなんでよね。ただ、とにかく出たばかりの青くてカタイのを買ってこないとですね。

 

―梅干し以外にも梅で色々作ってるんですよね。

 

はい、梅ジュースは作ってます。青梅1キロに対して白砂糖1キロ、きび砂糖だったら800グラムにして、酢は1/2カップ。ちょっと酢を入れるだけで発酵しないし、腐敗とかの心配もないし、味も酢の感じはしないです。2ヶ月くらいで実は取り出すのだけど、家族みんなが好きだから、飲むスピードが結構速くて、そこまで持たないことも多いですね。

 

子供たちは部活で体を動かすけど、市販のスポーツドリンクがあまり好きではないので、梅ジュースを持たせています。甘さがあっさりしていて飲みやすいみたい。梅ジュースは薄めないでそのままカキ氷にかけてもおいしいですよ。凍らせてグラニテにしてもいいし。その時はジュースにした梅の実を刻んで混ぜたりしたりします。

 

シソジュースも作っていて、私は葉っぱをお酢で煮るんです。500ccのお酢にシソ2束くらい、葉だけちぎったのを入れて、軽く煮立ったら、弱火で1~2分煮出すんです。キレイな色が出てくるんで、1回漉して、それからお砂糖400グラムを入れるんです。炭酸水で割って飲むとおいしいですよ。遠目で見るとスパークリングワインみたいなの。

 

―梅干し作り教室などもしていたんですよね?

 

昔、ジップロックで1キロくらい作る教室をやったこともあります。2キロくらいは入るから、そのまま置いとくと重しもいらないし、梅酢もよく出るからカビが生えづらい。失敗しづらいですね。シソも1束くらいでいいから楽だし。

 

味噌もジップロックで作れるんですよ。麹の量を多くして、1ヶ月くらいでできるんですよ。うちで味噌作り教室をして、皆で同じように何十キロって作るんです。それを皆で分けて持ち帰って、しばらくたってから持ち寄り味見会をするんですね。そうすると同じように作ってるのに、それぞれ味が違うんですよ。おうちの温度や湿度、常在菌などが違うんでしょうね。誰もが「うちの味噌が一番かわいい」みたいに言ってて、手前味噌ですね。同じものを同じように作っても味が違うってのが面白いですね。

 

私は梅干しも味噌も合わせ調味料も、なんでも手作りしてますね。「いつそういうことをやっているの?どうやって時間を作っているの?」ってよく聞かれます(笑)毎日バタバタと過ぎていきますね。

 

【くみさんちの梅干し】

七折という種類の梅なので、食べやすい小さめサイズです。皮も薄く実もフワッフワ。赤く均一な色に染まっているのが見事です。

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【くみさんちの梅干し作りメモ】

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分量)

梅1キロ

塩150グラム

焼酎50cc

シソは、塩もみされて販売している「もみしそ」を購入

 

作り方)

1)梅を洗って水に漬ける。熟していれば1時間くらい、青ければ半日くらい漬ける。

 

2)ザルに上げて、そのまましばらく置く。

 

3)梅に焼酎をまぶしてから塩をふりかける。袋に入れたダンベルを重しとして利用。

 

4)1ヶ月ほどして梅酢が出てきたら、もみしそを投入する。

 

5)梅雨明けしたら土用干し。朝から翌朝まで干して、出来上がり。

 

※小梅の場合も塩分は同じ15パーセント。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERAご家族みんなが大好きだというシソジュース。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA梅ジュース。果実酒のビンがキッチンのあちこちに。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAカリカリ小梅。お茶請けにもぴったりです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA庭の石釜。その裏手には家庭菜園があります。

梅干しを作る人々 その5 ~美保さんの場合

美保さんには小学生のお子さんが2人。お話を聞いていると、手作りを大切にした食生活や丁寧な暮らしている様子が伝わってきます。お子さんたちもそれを受け継ぎ、すでにお料理がかなりできるのだそうです。

 

 

―ご実家に梅の木があるんですよね?

 

実家は福岡県豊前なんですけど、家に梅林があるので、母は梅干しをずっと漬けてます。木は20本弱くらいかな、普通に植えてあるだけなんです。何にもしていないので無農薬です。ただ、上のほうに枝が伸びると脚立がないと実が取れなくなるから、枝が横に広がるように、何年かに一回くらいは枝を切ってあげるのと、梅ちぎりの前にヘビなどがいると困るので、草刈りはしようかなというくらい。

 

私も子供も行ける時は収穫に行くし、行けなくても梅を段ボールでドーンと送ってくるので、じゃあ作ろうかと作っています。

梅はできるだけ熟した状態で収穫するんです。お店だと、まだ青い状態で売っているけれど、木になっている状態で熟した梅で作ったほうが梅干しも甘くておいしいですね。

 

値段がすごく高い梅干しは、きっと木で熟したもので作ったりするんでしょうけど、色々添加物も入った甘ったるい感じになっていてもったいないですよね。私、調味梅干しが苦手なんです。

 

梅の実は大きいのも小さいのもあるしバラバラ。種が大きくて実が少ない、昔ながらの梅で、いろんな形と大きさがあって、でも別に気にせず、一緒に使ってます。販売されている実はだいたい品種改良とかもされているんでしょうね。

 

そういえば、竹林ってどんどん増殖するけど、梅の木ってそんなに増えない。梅の種が芽を出すには時間がかかるのかな。

 

シソは自生している感じで毎年できます。福岡の方言では「てんとうばえ」って言うんです。種が落ちて、毎年出来ているので、特に植えたりする訳ではないです。特に何もしないし、もちろん農薬も一切使わないので、出来はマチマチです。

 

―作り方を教えてください。

 

うちの梅干しは、焼酎と氷砂糖を使うんです。ちょっと梅酒の梅っぽいイメージはあるかも。梅酒と使う材料一緒だしね。

実家では、もともとは塩だけで作ってたんです。ただ、母が血圧が高くなって、塩分を気にし始めた頃に、誰かに教わったか、本で見たのか、今の焼酎と砂糖を使う作り方になりました。減塩目的にやってみたら美味しかったから続けていて、私もその味に慣れているので、砂糖を使うやり方で作っています。

 

実家では砂糖はグラニュー糖を使っていて、私はグラニュー糖と氷砂糖を半々くらいで作っています。梅のシロップ漬けで氷砂糖も使うのでそれを使っているというだけなんですが。まろやかだからパクパク食べれちゃう。子供たちも大好きで平気で5~6個ぐらい食べるんです。梅干しちょっとにご飯2杯とかって言うけど、うちはご飯ちょっとに梅いっぱい、みたいな割合で食べる。だから、逆日の丸でお弁当作ってやろうかとか考えちゃう。

 

土用干しは私は3~4日くらいだけど、実家では3日以上干している。ざるに広げるんだけど、古い一軒家だから、雨の時や夕方からは軒の下に入れておいて、また朝に外に出す、みたいな感じ。母は働いていて忙しいから、日曜から日曜までとか、普通に3日3晩以上干してますよ。干している時に外出していて雨で濡れたら、乾燥するまで置いておく(笑)

うちの梅干しはかなり大雑把だから。繊細なものじゃないの。

 

最後は梅酢に戻して、シソが育った時点で、塩でもんだシソを入れる。土用干しの後にシソを入れることが多いですね。土用干しの頃にはシソが収穫できる状態じゃないことが多いから。入れる時期、量はシソの出来具合によってです。シソができなければ入れないし、買ってまで入れないかなあ。

 

できあがった後は、私はガラス瓶に入れて流しの下に置いているけれど、実家は茶色い壷に入れて土間とか納屋に置いてます。

 

そういえば、日系アメリカ人の友達が、すっごいきちんとしている性格で、梅干しも梅の大きさにもこだわって、塩が1グラムも間違っちゃいけないくらいな勢いで作ってた。土用干しの時期にアメリカに里帰りしなきゃだったらしいんだけど、

『僕はこの時期に梅を干さなくてはなりません、でもアメリカに行かなくてはなりません。だから干してください』って託児所にお願いしていたよ(笑)

 

―いろんな梅干しがありますね(笑)

ところで、実家ではシソも野菜もたくさんできるんですよね。

 

実家は、兼業農家ってほどじゃないけど、代々の畑があるんです。たぶん軽く100年以上は昔から。母方の古い世代からずっと住んでいる家なんですけど、昔はほとんど自給自足じゃないですか、だから食べられる何かを植えようという感じで色々植えたんだと思う。梅の木も祖父母が植えたみたいです。母が働いてても梅干しを作っているのは梅があるからだと思う。ずっと昔からの習慣だからね。

 

実家には、さくらんぼに梅、見るための梅もあって、シソにみつば、みょうが、さんしょの木とか。それから、少し離れたところに畑があって、柿の木、桃の木、だいだい、栗の木…。畑にも野菜が色々あって、家で食べるのだから多少虫食いでもいいやって、農薬も化学肥料も使わずに作ってきて、私はそれを食べて育ってきた。だからその環境が自分にとって普通なんです。今も実家で採れた野菜を送ってくれるのでそれを食べているんです。食べるものはとっても大事。買うとしても無農薬のがいい。でも、スーパーとかデパートとかで見ると高いし。実家で採れるものを買う気がしない(笑)

自然派なのかな。でも、こだわっているとかじゃなくて、自分が育ったのと同じようにしてたら、こうなる感じです。

田舎で暮らしていると、野菜がどんどん回ってくる。取れたら、もう家で食べるかあげるか、捨てるかしかないから、どんどんまわすの。ドサーっと来るんです。豊かですね。だから都会の人が田舎に憧れる気持ちはわかるけど、私はもういいかなって感じ(笑)

たまに帰るくらいでいいかな。子供の頃からなんとなく畑の世話もしてきたし。

 

―梅干し以外にも梅を使って何か作りますか?

 

梅蜜、梅味噌は作りますね。梅が余ってどうしようもないし(笑)

送ってきた梅は人にあげてはいるけど、あげられる人ってやっぱり限られるし、ひとりで引き取れる量って限りがあるし。

 

梅にはちみつを入れてシロップも作るんですけど、必ず発酵しちゃうんです。ちょっと酸味のある香りになるんですよ。なんでかなあ。早めに取り出して煮沸したほうがいいのかも。

 

主人の実家にも梅を送ってるんですけど、それを使って義母は梅の洗顔料も作っているんです。毛穴の汚れ、角質が取れる感じで肌がつるつるになるんですよ。女優さんが作っているらしいです。

作り方は、生梅を1~2時間水に漬けてアク抜きしてから、沸騰したお湯で梅が柔らかくなるまで茹でて、ザルに上げて、種を外してから裏ごし。裏ごしは目の粗いもので大丈夫。鍋で水分を飛ばしながら混ぜながらジャムみたいになるまで煮て、できあがりです。冷凍しておいたらいいみたい。梅は色々使えますね。

 

【美保さんちの梅干し】

まろやかで食べやすいのが特徴です。果肉もふっくら柔らかです。

梅干研究所では美保さんちで採れた梅を分けていただいて仕込みました。仕上がりが楽しみです。

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【美保さんちの梅干しレシピ】

「だいたいそのまま食べます。旦那さんが酸っぱいものが苦手なので、みんなが食べるものには梅干しは入れないです。旦那さんは梅干しもほとんど食べないですね。義母さんが作った梅ジャムはカレーに入れたり、料理に使うこともあります」

 

【美保さんちの梅干しの作り方メモ】

毎年1~^2キロ程度、ご実家では5~10キロ程度漬けるそうです。前年度の残り具合で漬ける量を調整しているのだとか。

 

分量)

梅1キロ

塩100グラム

グラニュー糖と氷砂糖で合わせて100グラム(割合は半々くらい)

焼酎50cc

シソは出来ただけ。

 

梅)

実家で採れた梅、シソを使用。

 

塩)

塩分濃度は10パーセント。

 

シソ)

適量の塩で塩もみ。

 

作り方)

1)梅を水洗い。梅が青い時は2時間ぐらい浸水、黄色くなりかけてたら1時間ぐらい浸水、熟れていたら水洗いのみ。

 

2)フキンなどで水気を拭き取る。

 

3)梅に焼酎をまぶしてから、塩、砂糖を入れて混ぜる。大きなボウルを使用。重しには水をビニール袋に入れたものを使用。

 

4)土用の頃に3~4日間くらい連続して晴れそうな時に土用干し。ザルに広げて干す。朝から干して、夜は雨の当たらない軒下に、朝はまた日なたに出すというのを3~4日間繰り返す。梅の表面が乾いていたら土用干し終了。家事などの都合上、昼間に取り込む。

 

 

5)しそを塩もみする。しそが実家から届く時期によるので、土用干ししている間に塩もみすることもあれば、土用干しより早く塩もみして冷蔵庫に保存しておくこともある。

 

6)土用干しした梅にシソを入れる。梅酢も一緒に保存。

 

【2013年4月取材】