梅干研究所の福岡チームより梅園だよりでーす。
剪定した山盛りの枝を片付けに行ってきました。
梅のつぼみもついてるよ。
写真が少々ボケておりますが…。
開花時期がまもなくです♡
つぼみもふっくらしてきてます。開花が楽しみ!!
大量の枝…
梅干研究所の福岡チームより梅園だよりでーす。
剪定した山盛りの枝を片付けに行ってきました。
梅のつぼみもついてるよ。
写真が少々ボケておりますが…。
開花時期がまもなくです♡
つぼみもふっくらしてきてます。開花が楽しみ!!
大量の枝…
新年ですね。2022年も素晴らしい毎日を♡
さてさてアンケートにいただいた質問への回答、続きます。
今回は「梅の品種による味や香りの違い」です。
梅の種類によって、味も香りもちょっとずつ違います。
関東エリアで比較的入手しやすい梅は下記のような感じかな。
地域によって異なると思いますので、参考までに〜。
スーパーなど、お店だと南高梅以外は品種とか表示されていないことが多いのよね…。
そして、
熟した梅干し用の梅は南高梅、早い時期に並ぶ青梅は白加賀などなど他品種、みたいなお店が多い印象です。
青梅はいろんな品種がミックスされている場合もあったりするし。
南高梅以外で品種にこだわりたい場合は、農家さん直送で品種が選べるようなところじゃないと
難しいかも。(農家さんが直接出品しているサイトなど直送で買えるよ)
【南高梅(なんこうばい・なんこううめ)】
ふっくら肉厚、皮も柔らかく、種は小さめ。香りもよく、梅干しにぴったり。
上品で旨味の濃い梅干しに仕上がります。
梅干し以外にシロップなど、あらゆる梅仕事にも万能!
【白加賀(しらかが)】
群馬県を中心に作っているところが多い品種。
5月の下旬頃から並ぶ青梅は白加賀が多い印象です。
青梅として販売されているがゆえに、シロップや梅酒にされる方が多いとは思いますが、
完熟梅であれば、味わい深い梅干しに仕上がります。
でもでも、完熟の青梅はお庭にあるとかじゃないと入手しづらいかもしれませぬ。
南高梅と書いていない梅干し用の梅が白加賀という場合もあるかも…品種に興味のある方はお店に聞いてみてくださいな。
【古城(こじろ)】
青梅として流通してます。果肉が結構硬めかな。
爽やかですっきりとした香りがいい感じ。
梅酒や梅シロップに。
【鶯宿(おうしゅく)】
青梅として並ぶことが多い感じ。果肉は硬め、香り豊かなです。
梅酒やシロップに。
こんな感じかなあ。
とは言っても、そんなにハッキリとした差がある訳でもないので、
梅干しになっていたら、食べ比べとかしない限り、
品種の違いは結構わかりづらい気がします。笑
あとね、
同じ南高梅だからといって、どこの南高梅でも同じ味かというとそうでもなく、同じ品種でも、産地や作る人(あるいは農法とかもあるかも)によってもかなり違いが出るなと感じています。
さらに言えば、年によっても違いがあります。
そして、収穫後の保存状態でも変わってくるように思います。
例えば同じ木、同じ農家さんの梅だとしても、
収穫後、常温に置いたものと、
冷蔵庫で何日間もがっつり冷やされているものを比べたらやはり違います。
個人的には、
「収穫した後、冷蔵庫に入れない状態でちょうどいい熟し加減になった時に漬ける」
というのが好みではあります。
だからと言って、そうでなければならないとも全く思っておらず、
基本的に、その時、その年の状況で手に入る梅ちゃんで、楽しく気楽に作ってみたらそれでヨシ!
というお気楽なのが一番好み。
そうは言っても、何回か作っていくと、
もっとおいしく!!もっと素晴らしい梅で!などと欲の底無し沼にハマることもあったりして、
それも楽しいのだけれど。(つまり、なんでもアリってことです。笑)
私自身がこういう梅や梅干しが好みというのはもちろんあるけれども、
(酸っぱくてしょっぱくて、香り高い梅干しが好き♡でもそうじゃないのも全部好き♡語り始めると長くなるので、ここでは遠慮しときます…)
どんな梅干しがその人にとってベストなのかは、
好みの問題が大きいのではないかとも思うのです。
だから、梅干研究所としては「自分好みの梅干しを楽しもうぜ!」というのを大切にしてまして、
自分で作ることでその好みに寄せていけるし、
自分で作る意味もあるんじゃないかな、なんて思っています。
そんな訳で、梅のさまざまな味を楽しみつつ、自分にとっておいしい梅干しを作っていくために、
私がおすすめしたい方法としては、色んな方法で梅を入手してみる、ということです。
スーパーやデパート、直売所、八百屋さん、自然食品店、ネットなどなど、
入手方法は色々あります。
ネットも、最近では農家さんが直接出品しているサイトが増えてますよね。
楽天とかアマゾンだけじゃなくって、食べチョクとかポケットマルシェとかね。
なので、前年と違う方法で買ってみたり、
あるいは数カ所で買ってみる、とか、やってみるとなかなか楽しいのであります。
(そうやってマニア道に引きずり込もうとしている訳では…たぶん…ない!)
お気に入りの農家さん、お気に入りのお店が見つかればそれは宝♡
おいしく季節を味わうチャンスを存分に楽しんでくださいな!
今回は「完熟梅と青梅の使い分け」についての回答でーす。
過去記事にまとめたものがあったので、こちらを参考にしていただけたらと思います♪
完熟梅は黄色く熟して、甘い桃のような香りがするのが魅惑的!
青梅は緑色で硬くて、香りもほとんどしないか、しても青リンゴのような香り。
どちらも魅力があります♡うふふ。
梅干しに関しては、完熟梅が超おすすめ!です。
青梅でも作れないことはないんですが、固い仕上がりになって、ふわふわ柔らかな仕上がりには
なりません。
(品種によっては青梅での梅干し作りが推奨されている場合もありますので、
表示にしたがってくださいませ)
梅干し以外は、結構どちらでもいける場合も多いかな。
完熟梅と青梅って味わいも香りも全然違うので、それぞれの良さが出る感じ。
そして、一番大切なのは、アナタの好み♪
ぜひ色々作ってみて、自分の好みを知って、
自分の味を楽しんでもらえたらいいなと思っております。
今回は「塩分控えめの梅干しの作り方」のご質問に回答します。
作り方はこちら。
これで塩分2〜3%くらいから作れちゃうよ。
塩分が少ないものは、そのまま食べると酸味のほうが強く感じて、
梅干しのイメージとはちょっと違うかもしれないけれど、
めんつゆに入れたり、料理に活用したり、なんて時に、
梅干しの塩分が邪魔をせず、梅の爽やかさを楽しめる、というメリットもあります。
冷蔵庫で保管することにはなるけれども、
鮮やかな赤もキープできるのもいいところかも。
ぜひお試しくださいな。
今回は「梅酢はどのくらい持つの?保管はどうしたらいい?」というご質問に回答しまーす。
梅酢のお話です。
梅酢っていうのは、梅干しの中にある液体のことね。
収穫した生の梅を塩漬けすると出てくるもので、
酸っぱくって、梅の旨味がたっぷり溶け込んでいる梅のエキスです。
で、基本とても長持ちするものではあるんだけれど、
塩分濃度などなど、どうやってできた梅酢なのか、によっても変わってきます。
梅と塩、シソだけでシンプルに作った梅酢であれば、
(あ、作る工程で焼酎とかホワイトリカーとか使っているのは全然OK、気にしなくて大丈夫です)
常温で数年間大丈夫です。
とはいえ、作った時の塩分濃度が低ければ低いほど持ちは悪くなりますので、
12〜13%以下であれば、冷蔵庫での保管が安心です。
それ以上の塩分濃度であれば、常温でも大丈夫です。数年持ちます。
ただ、年々色が濃くなってきて、2〜3年以上経つとゼリー状に固まってしまう場合もあります。
10年くらい経つと、だいたい固まるかな〜。
梅のペクチンの関係で、
容器の形にがっちり固まってたりすることもあるし、
使うのはちょっと…という感じになります(笑)
なので、1〜2年以内くらいに使い切るのがおすすめです。
冷蔵庫に保管する場合も、1〜2年くらいを目処にどうぞ。
塩以外のもの、はちみつや砂糖などを使った梅干しの場合だと、
あまり持ちませんので、冷蔵庫保管の上、半年〜1年程度で使い切る、くらいがいいと思います。
市販されている梅酢の場合は、表示に従ってくださいな。
市販されている梅干しの梅酢も同様です。
梅酢は、調味料感覚でアレコレ使える便利なものです。
夏は水や炭酸水に少し入れて飲むのもいいし、
ここに梅シロップも入れて、スポーツドリンク感覚にするのもいいよ。
おむすびを握る時に手につけて握るのもおすすめ!
お料理にも活躍するよーーー。
梅酢の活用についての記事はこちら。
梅酢は本当にとっても便利なので、今後も記事や動画をあげていこうと思ってます。
そうそう、梅酢を保存する容器についてもちょっと買いておこうかな。
ガラス瓶が一番のおすすめです。
ペットボトルでもOK。
金属は不可。金属が変色したり、梅の酸で穴が開いてしまうこともあるので。
でも、例えばガラス瓶でフタに金属が使われている、みたいな場合は、
常に梅酢に浸かっているような状態じゃなければOKです。
梅酢は小さいボトルなどに入れて、すぐに使える状態にしておくと便利だよ〜!
ではではまた!