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どこでもドアほしい…

梅の実が店頭に並ぶのは主に6月、だいたい2〜3週間くらいはあるでしょうか。

(お店によっても、地域によっても色々ですが)

 

でも、梅干研究所の梅の木だけで考えると、

梅干しを作るために最適な摘み時期は1週間もあるかどうか、だったりします。

しかも、年によっても、天候などの状況によっても変動します。

 

収穫してから、

梅ちゃんたちの様子を見て、

場合によっては梅干しに頃合いの熟し具合になるまでお守りして、いい時期に漬け込みするというのが、

梅干研究所にとっては大事なポイントなのですが、

私は東京、梅の木ちゃんは福岡。

収穫には行くけれども、何かと調整が難しく、悩ましい日々です。

 

福岡に住む梅干研究所・副所長たかこをはじめ、

梅林を管理されているオジサマ方、

ヤマトの宅配便さんにも頼りまくっているのですが、

それでもやっぱり自分で見たいこともあったりして…うーーむ。

 

どこでもドアがほしいよおおおおおお。

 

そんな訳で、

来年から、

梅の時期はがっつり福岡に滞在して、収穫から仕込みまでを終えちゃおうかな〜と思案中…。

 

(仕込みした大量の梅ちゃんを東京に運ぶのもひと騒動だろうけれどね、

ま、なんとかなるか〜〜)

 

あとねえ、仕込み用の塩も自分で作ってみたいんだよな…。

 

梅雨ファッション♪

梅雨時期のおしゃれブーツ♪♪

 

梅の収穫用として、作業着のお店で買った「トラクターブーツ」!

 

植木屋さんとか各種農作業用だそうです。

 

 

これとツナギ、花柄の農作業帽子でコーディネート予定。

かっこいいぜ!

 

梅ちゃん待っててね〜

写真

梅好きのココロ

梅干しが好きで好きで、

「今年は梅干し作りましょー」と会う人ごとについ言ってしまうトキコです。

 

でもねえ、

当たり前なんですけど、梅干し作らなくたって別にさしたる問題もなく、

作ってみて、失敗したり、忘れて放置したって

これまたさしたる問題もないのです。

 

 

よくよく考えてみると、

私は「梅干し作るのはとっても楽しいよ〜〜」と言いたいだけな気がするし、これは単に「梅干しが好き!」という気持ちが形を変えた言葉のようにも思います。

 

 

たぶん、

この世で他に誰も梅干し作りをしていなくったって、

私はずーーーーっと梅干し作りをすると思うし、

梅干しが作れて、日々の暮らしに梅干しがあれば、

それだけでシアワセ度はかなりのものです。

 

 

でも、

梅干しに好きだよーーーと言っているだけではちょっと寂しいし、

梅干し仲間がいるのって楽しいし、

みんなが梅干しを作っている光景を妄想すると興奮するし、

梅の林とかいつか大人買いしたいし、

梅の精って本当にいそうだし…(妄想が続くので今回は以下略)

 

 

だから、

梅干しを売ってみたり、講座してみたり、本を作ってみたりしている訳です。

 

 

とはいえ、人に薦めるのって、難しいよね。

梅干し作りって楽しいよ!!ってだけでは、

簡単には試してもらえないかと思い、

なんで梅干しが好きなのか、とか、

梅干しを作ること、食べることのメリットを考えてたりもしています。

 

 

正直、好きに理由はいらないでしょ!!って思ってるし、

楽しいとかおいしいとかだけじゃダメなのか!?

メリットって本当に必要なのか!?

とも思うんだけどね!(笑)

 

手間なし、場所いらずで、超簡単にできて、

でもすっごくおいしくて、身体にいいし、活用もできる!

というのが基本スタンスなんですけど、

それだけじゃ足りないかなあ。

 

梅干し作ったり食べたりしたら、

即やせるとか彼氏ができるとか収入がアップするとか宝くじが当たるとか、

そうゆうわかりやすいメリットがあるといいのか!?とも思うけど、

今のところ、そのような報告がありません。

体験談あればぜひともご報告ください。

 

あ、でもねえ、

梅干しを作っている人はみんなすっごい楽しそうなんだけれどね! 

心の中に自分だけの宝箱を持ってる感じがする。そういうの良くない?

 

あとはね、

自分が梅干しを作るようになった流れを考えて、

その良かった点などを考えてみたよ。

 

さかのぼれば今から10年以上前のことです。

私はフリーの編集者&ライターとして、それはもうびっくりするくらい働いてました。仕事は楽しかったのだけれど、出張続きだし、やっぱ働き過ぎだし、他にも親のことやら何やら色々ありまして、心身ともに不調になって、

生活変えようと思い始めたころのことでした。

きっと疲れきっていたんですね。

 

ふと、おいしい梅干し食べたいなー、でもなかなか手作りのおいしいのって売ってないものだなあ、どうしよう、梅干し農家に弟子入りするしかないか!?なんて思っていた時に、作り方の本を見つけたのです。

 

 

おお、そうか、もしかして、本を見たら、自分で作れるかもしれない。

 

 

梅をたった1キロ買って、

なんせ初めてだから、

本を何回も何回も読んで、ひとつ作業するたびに本を見て、なんとか仕込んで。

この作る過程がとっても楽しかったのです。

(梅干しって、食べれるのは仕込んでからだいぶ先です。

仕込める時期は、梅の実が採れる梅雨時期で年に1度だけ)

 

 

梅をさわって、優しい手触りにうれしくなって、

熟してきた時の香りの良さに驚いて、水に浸かってる姿、

産毛がおひさまに当たってキラキラしてる様子を眺めてたらかわいくって。

塩を入れて変化して、だんだん梅干しらしくなっていくのも面白くてしょうがない。感動したのです。

 

 

翌年からどんどん増えて、

何があろうとも1年たりとも抜かすことなく、作り続け、

作る度にこんな風に漬けたらどうだろう、この梅で漬けたらどうだろう、

なんて色々やってるうちに、さらにさらに量も増えて、今に至ります。

 

 

で、私が得たことは、

 

豊かさ、

 

でした。

 

五感を使って感じる喜び。

それをさらに磨いていける楽しみ。

 

つまり、梅干し作りを通じて、日々の暮らしに広がりが出たのです。

 

そして、もうひとつ気付いたこと。

 

 

好きなことをするってシアワセなんだな。

 

 

ということ。

 

好きなことをするのって、

別にすっごいことしなきゃな訳じゃないし、

何か役に立つとか、メリットがあるからやるってものじゃなくって、

好きなことすることそのものが楽しいのだな、という当たり前のことを

再確認できたのね。

日々の忙しさで、そういうことを忘れちゃってたのです。

 

 

ちなみに、

そんな素敵な梅干し作りとの出会いだったのに、

しかもかなりの気合いで始めたのに、

漬け込み後に出張があって、

付き合っていた彼に「カビ生えないように見といてね」って託して旅立ったりしてましたけどね…。

冷静に考えると、

どうしたらカビが生えて、どうしたら大丈夫なのか、

当時は私自身も知らなかったし、すっごいプレッシャーよね〜(笑)

 

 

ともあれ、好きなことするのがシアワセだから、私は梅干しを作るのです。

 

 

私の「梅愛」がこぼれまくった結果、

「オマエら梅干しが好きかーーーー???」ってマイク持って叫ぶ代わりに、

梅干しを売ってみたり、講座してみたり、本を作ってみたりしてるのかもしれません。

「好きだぞーー!おーーーー!」って声をたくさん聞けるといいなと思います。

 

 

 

 

Maki Syukuri

  Maki Syukuri
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食べることは生きること。

いまは主に看護師としてお仕事をしています。

実家に梅の木もあり、梅ジャムや梅シロップをほぼ毎年作っています。

実家の畑は毎年勝手に赤ジソも山ほど芽を出します。 梅干しは日干しもしなきゃだし、面倒だなぁ〜と思って漬けてなかったのですが…梅干しが食べたくてスーパーを探しても、梅と塩だけのものに出会えず。今年は久しぶりに梅干しを仕込んだところであります。 と、振り返ると毎年何かしら梅仕事やってるんだなぁと思います。

 

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横浜での梅干し作り講座

*満員となりました。

 

横浜市鶴見区で梅干し作り&梅干し活用講座を開催いたしまーす。

 

 

日時: 6月17日(水) 11:00~13:30頃

場所: キナリノワ

内容: 梅干し活用のお話と試食。梅干し作り(デモンストレーション)、ランチ(キナリノワ)

持ち物: 筆記用具

講習料: 3500円(お家であっという間に作れる梅干し作りの材料一式とランチ代込)

梅は九州の無農薬梅を用意します。

定員: 10名

 

講師:梅干研究家トキコ(梅干研究所 所長)

予約方法: お名前、ご連絡先(当日連絡のつく)、お子様連れありorなし
をご記入の上、件名を「梅干し講座」として
kinarinowa◎ac.auone-net.jp  ◎→@に変えてメールでお願いいたします

締め切り 6月9日(火)まで

 

詳しくはこちらもご覧くださいませ。