梅干研究所の梅園(福岡県新宮町)にある梅の木ちゃんから種を取り、
(収穫した梅の実の種ってことね)
その種を副所長の自宅に植えたのが確か2020年頃。
芽が出て、接木して、地面に植え替えて、という地道で長い道のりを経て約5年、
ついに実がなりました!
ほら、梅のタネっぽい形の細長いのが実だよ。
きっと、これからだんだんふっくら丸くなっていくはずです。
ついに梅干しも作れちゃうかもよ!
木の大きさはこのくらい。
すごいよねえ。
収穫時期がさらに楽しみです♡
過去にも同じようなことを書いたことがあるのだけれど、
「梅干しを作っている」という話をすると、
かなりの割合で
「梅干しを作っているくらいだから、この人はすごく料理上手、なんでも手作り、家事もすごくマメ、ナチュラルな暮らしを楽しんでる」
さらに
「梅干し作りを教えることで、そんな素敵なライフスタイルも提唱している」みたいなイメージがついてくるようなんですよ。
私が素敵なライフスタイルをしていると思われるかどうかは正直どっちでもいい話であるし、
(実際はしていない笑)
もしかしたら、
そういうイメージって梅干研究家としてプラスなのかもしれないのだけれど、
それとは別に、
梅干し作り=素敵なライフスタイルをした上で作るもの
というイメージは、断固として覆さねばならない!と思う訳です笑
梅干し作りってね、
ざっくりとまとめちゃうと
「忙しく暮らす現代人がお手軽に自然を味わえる手段」
だと思う。
私もそうだけど、
スマホにPC、たくさんの情報を日々浴びてさ、
せっせと慌ただしく過ごす現代の人々。
忙しいよね。
そんな現代人がほんのちょっとの時間(少なくとも10分ほど必要ではありますが)を割くことで、
梅の熟した香りで癒されたり、
可愛い梅の実を眺めたり、
仕込んだ後に日々変化していく様子を眺めたり、
忘れた頃に美味しく食べることができたり、
時間が経つと熟成した味まで楽しめちゃったりする。
楽しい上に美味しくて最強じゃない?
こんな豊かな体験がほんの10分間の仕込みでできるってなかなかお得なのではないかと思う訳です。
もっと正確に言えば、
・6月に梅を買ってくる必要はある。でも、ネットでもなんとかなる。
・塩とジップロックは必要。ボウルやキッチンペーパー、できれば「はかり」(キッチンスケール)も必要。これらもネットでなんとかなる。
・梅が用意できたら仕込み作業。梅を水で洗って、拭いて、計量した塩と梅をジップロックに入れる。ここが10分の部分。
・あとは半年ほど熟成(=室内常温に放置)すれば食べられる。めちゃ美味しい。
・さらなるおいしさを目指すなら、できることはたくさんある。
なので、簡単さに飽きたらなくなったら、追求する楽しみもたっぷり残っている。
(この楽しみは相当たっぷり。梅干研究家と名乗る私も追求の途中であります!!)
という感じかな。
これって、
仕事や家事などなど、忙しい暮らしの中でも、
試してみやすいのではないかと思うのです。
実際、
最初は「面倒そうだし」「忙しくて干したりできないし」「場所がないし」「失敗したらイヤだし」
などなどと言われてた方々が
ふと試しにやってみようかな〜と体験して「これならできる〜!!」と毎年楽しそうに作るようになった数々の例を毎年見てますから♡
梅しごとって簡単なのに、マジですっごく楽しい上に、
「梅しごとを楽しむ私って最高!」って気分もオマケについてくる方は多くって、
「梅ちゃんの愛らしさ」と「梅しごとを楽しむ自分」を誉めたたえながら梅仲間と交流する姿がホントまぶしいのよ!!
って私も何を讃えているのかだんだんわからなくなってきましたが、
今年こそ、「梅しごと」の扉を開けてみてはいかがでしょう♡
6月まであと少し。楽しみですね♡
↓同じこと言ってる過去記事はこちら笑
先日、
家でちょっとした不用品があって、その処分について夫と話をしていたのですよ。
業者さんに引き取ってもらった方がいいか、どこの業者さんにしたらいいのか、みたいな話ね。
業者さんについて、夫が言いました
「目星は付けてある」と。
ワタクシ、そこでハッと気付いてしまったのですよ。
この言葉のアタマに「う」を付けたら
「う めぼしはつけてある」(梅干しは漬けてある)ではないか!!!
いや〜びっくりしましたね。
「う」を付けるだけで、意味がガラっと変わってしまった!
梅干しが漬かっちゃった!!!
言葉ってすごい!!!
と興奮した次第であります。
あ、不用品処分の結論も無事に決まりました。
梅まつりなどもあちこちで開催される季節です♡
梅のお花見もぜひ楽しんでくださいませ♡