梅干し作りというと、やはり「丁寧な手仕事」みたいなイメージが強いのか、
作業を丁寧にやらなくちゃ!!って思ってる方が多いのかもしれません。
しかしながら、
丁寧でも雑でも、正直どっちでもいいな、と色んな受講者さんたちを見ていて思います。
丁寧=正解 雑=不正解orダメな感じ
という訳ではないのです。
確かに、
ちゃんと容器を洗わずに作るとか、雑過ぎると、カビが生えるとかの失敗につながることもあるけれども、それはちゃんと洗えば大丈夫な訳なんで、
丁寧=失敗なし 雑=失敗しやすい
という図式にもする必要がないと思う。
ただ、
丁寧に作ると丁寧な感じの味がするし、ざっくり作るとざっくりした味(カジュアル感があると言いますか…)になるというだけなんだよね。
ま、個性ってやつです。
それでも、梅さんは懐が深いので、ちゃんと受け止めて、いい感じに仕上がるのです。
(丁寧にやること見えてくること、雑にやることで見えてくること、はそれぞれあると思うけれど、それはまた別な楽しみでもあるかな…)
ついでに言うと、
小さい子供が作る梅干しって、フレッシュな味がするし、
大人の作る梅干しは、大人な感じ(なんだそれって感じですが)の味がする。
全く同じところの梅で同じ塩を使って、同じ分量で作っても、
作る人によって味が違ったりする。
で、どれをおいしいと感じるかは、その人によって違うし、
その時の気分や体調でも変わってくると思う。
その上でね、
「より美味しく」を追求するのもよし、
「もっと自分好み」を追求するのもよし。
私としては、
楽しく、自分の好きな丁寧さ加減で(笑)
気楽に作って、
楽しくおいしく食べてもらえたらなと思うのです。
やってみて、失敗したっていいじゃんって思うし、
おいしかったら、続けて作ってみるともっとおいしく作れるようになるし、
イマイチで、でもまだやってみたいなら、もう1回やってみて、
そうするとおいしくできたりもする。
という訳で、
丁寧でも、丁寧じゃなくてもいいじゃん、
EVERYBODY 気楽に梅しごとやろーぜ!っていう話でありました(笑)