梅干しは梅以外の果物でも作ることができます。
それは「梅干し」と呼ばないんでは…というご意見もあるでしょうが、
生の梅の実も梅干しも入手しづらい場所(国)に暮らしている場合、
梅干しの味が恋しい時に梅干し風な味を作ることができたら、
梅干しと呼んで差し支えないような気もするなーなんて思ったりもいたします。
呼び方はさておき、
「梅以外の果物で作る方法」の質問について、
今まで、いくつか記事があるので、よかったら参考にしてくださいませ。
主に、果実をそのまま漬け込むやり方(便宜上、漬け式と呼びますね)と、ジャムのように煮て塩で味付けする(ジャム式)という2種類があります。
ルバーブみたいにジャム式にするしかない場合もありますが、
そうではない、プラムのような形状の果物だと漬け込み式、ジャム式、どちらでもわりと作れるかなと思います。
ただ、漬け式は、
気温がとても高いと、うまく漬け込みができる前に傷んでしまう心配もあるし、
気温が低いとうまく漬け込みができなかったりもするので、
案外難しいなと感じています。
気温だけじゃなくて、湿度も関係してくるだろうなとも思いますし。
あ、「漬け込みがうまくいく」っていうのは、
塩を入れることで果物から果汁(塩味の果汁、梅干しの時の梅酢にあたるもの)が出て、
しんなりへにょーっとなること、です。
うまくいかないのは、果汁がうまくでない、しんなりとはならないという状態です。
梅だと梅酢がすぐにたっぷり出る性質があるのだけれど、
果物によってはうまく出づらいものもあるのでね。
その中でも、アンズはわりと梅と同じ感覚で作れるます。
皮が桃っぽいというのか、皮が薄くて産毛が生えてるようなタイプの果物は、
漬け式でいける傾向にあるけれども、
皮がツルツルしてる感じのもの(ソルダムとか)は漬け式だとちょっと厳しい傾向にあります。
なので、ツルツル系はジャム式で作ったほうがいいんじゃないかなと思います。
あともうひとつのポイントとしては、
作ってからしばらく置くことかな、という気がします。
塩がこなれて果実の旨味が出た感じ、が梅干しっぽさの重要な項目なので、
できあがってから、しばらく冷蔵庫で寝かす時間を取るといいと思います。
1〜2ヶ月でもだいぶこなれるはずです。
どの果物も、梅ほどに保存性が低く、
常温だと傷んだり、カビが生えたりしてしまう可能性が高いので、
冷蔵庫で保管くださいませ。
旨味を加えるために、昆布も一緒に入れておく、というのもアリかも。
塩も岩塩ではなく、海の塩のほうが梅干しらしくなります。
そんな訳で
果物選びと作る方法、作った後の熟成タイムがキモになるんではないかと
現時点では思っておりますが、
またいい方法が見つかったらご報告したいと思います!
ご自分で作ってる方もいらっしゃるかな、教えてもらえたら嬉しいです♪♪
上記で紹介した記事は…
のカテゴリにまとめております。今後も増やしていけるかな、がんばります!